指輪には何かある

このページでは、日本とアメリカの方々が体験した、指輪に関する不思議な話を5つご紹介します!

謎の指輪

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

これは40年前に起きたできごとです。私は科学を専攻したのですが、これまで生きてきた中で、たくさんの奇妙なできごとを体験しました。

当時、私は十代でした。ある夜、就寝中に母と祖母に起こされました。二人は寝室の戸口のところに並んで立っていました。

二人は「鏡台の上にダイヤモンドをはめた金の指輪を置いといたからね」と言いました。鏡台を見たら、確かに指輪が置いてありました。

そして二人はこう言いました。「それはあなたが高校の卒業式の時にもらうはずの指輪なのだけれど、今あなたに上げることにしたの」と。私は「分かった」と答えて、再び眠りにつきました。

翌朝目覚めた私は、指輪を持って台所に行き、母にそのことを尋ねました。母は「そんな指輪、見たことない」と言いました。祖母は別の街に住んでおり、昨夜は自宅にいたので、「何を言っているのかさっぱり分からない。指輪も見覚えがない」と言いました。

それから2、3年後、骨董商にその指輪を持っていき、査定してもらったら、数万円の価値はあると言われたのですが、売り払うのはやめました。

最近、流しの下に落ちている指輪を見つけました。ところがダイヤモンドは消えていました。

あの夜、「母と祖母」に話しかけられるまで、その指輪を見たことは一度もありません。それがどこからやってきたのかも謎のままです。

魔法の指輪

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

14歳のころ、古い宝石箱の中に母の高校卒業記念指輪を見つけました。

母は74年に高校を卒業したのですが、私はなぜか70年代という時代にすっかり魅了されていたのです。母はその指輪をはめることを許してくれました。ただし、指輪を大事に扱うよう約束させられました。

ある夜、その指輪をはめて親友と一緒に映画を見にいきました。映画を見ている時、指輪が外れて落ちたことに気づきました。私は動揺し、座席の周りの床を見回したのですが、指輪はありませんでした。

映画が終わったあと、映画館の支配人に事情を説明して、探すのを手伝ってもらいました。結局、指輪は見つかりませんでした。支配人は、指輪が見つかったら連絡すると約束してくれました。

母が車で迎えにきた時、私はヒステリー状態にありました。言うまでもなく、母に怒られました。

それから6週間後、学校が終わったあと、祖母の家を訪ねました。家に入ったら、祖母から宝石箱の中を見るよう促されました。

祖母の部屋に入り、宝石箱を開けた時、驚きのあまり倒れそうになりました。中に母の指輪があったのです!

祖母は「突然、宝石箱の中に現れたんだよ。お前が入れたのかと思った」と言っていました。今日に至るまで、どうやって指輪が祖母の宝石箱の中に入ったのか、説明することができません。

再び現れた指輪

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

私が13歳の時、休暇旅行中に祖父が指輪を買ってくれました。それは高価なものではなかったのですが、とても変わったデザインでした。銀の棒がひねられたようなデザインで、粗削りな感じでした。

その指輪を買った村には、学習障害を持つ人々が住んでおり、手作りの工芸品を売ることで生計を立てていたのです。こんな指輪はそれまでに見たことがありませんでした。祖父はそれからすぐに亡くなったので、その指輪には思い入れがありました。

いつもその指輪をはめていました。ある日、学校の机に座っていた時、指輪がないことに気づきました。パニックに陥った私は、机の中、床の上、鉛筆入れ、上着のポケット、バッグの中など、ありとあらゆる場所を探したのですが、見つかりませんでした。

それから数週間後、いつも英語の授業を受けている教室で電気関係の問題が起きたので、別の教室に移動することになりました。

机に座ったとたん、なぜか机の蓋を開ける衝動に駆られました。それは古い机で、天板が蝶番(ちょうつがい)つきの蓋になっており、それを開けると中に物を入れられるようになっていました。でも、天板を開ける人はいませんでした。というのも、生徒がその中に食べ残したリンゴの芯などを入れたりして、不快だったからです。

蓋の裏には乾いたガムがくっついており(むかつく!)、すぐに開けられなかったのですが、何とか開けることができました。机の中には、リンゴの芯とともに、私の指輪がありました。

戻ってきた指輪

これはあるアメリカ人女性の体験談です。

これは2010年に起きたできごとです。私は家族と一緒にバングラデシュ南東部に位置する都市・コックスバザールの海岸で休暇を楽しんでいました。ここは世界最長の天然の砂浜があることで知られており、とても美しいところです。

このビーチを初めて訪れた私は、砂浜近くの浅瀬に立ち、ものすごい速さで引いていく潮流に魅了されていました。

おバカな子供だった私は海水の中に手を入れました。次の瞬間、引き波の勢いが強かったので、指輪が抜け落ち、波にさらわれてしまいました!

私はひどく動揺し、家族に頼んで一緒に探してもらったのですが、指輪が見つかることはありませんでした。4年に渡り、その指輪を毎日はめていたのです。ひどく落胆しました。

それから数週間後、自宅に戻った私は、髪を結ぶための用具を取り出すために引き出しを開けました。そうしたら……その中に指輪が入っていたのです! それが失くした指輪であることは明らかでした。なぜなら、海岸でなくした指輪は石が一つ欠けていたのですが、引き出しの中にあった指輪もまったく同じ石が欠けていたからです。また、4年の間、毎日はめたせいで、青銅色があせ始めていました。家族に見せたら、みんな驚くばかりでした。

この指輪はいまだに持っていますが、もはやはめることはありません。なぜなら、これ以上すり減らしたくないからです。それは宝石箱の中に入れてあります。今日に至るまで、どのようにして指輪が戻ってきたのか、納得のいく説明が見つかりません。

消えた指輪

これは日本の中年ライダーさんの体験談です。ご投稿ありがとうございました!

7,8年前に私の姉に起きた事です。

姉はプラチナにカラーストーンのついた細い指輪を持っていました。高価ではないけど気に入っていて、いつも帰宅すると外して居間のサイドボードの上の決まった場所に置いていました。姉は1人暮らしでペットは飼っていません。

ある日、いつものように外して置いたはずの指輪が見つからず、姉は家中を探しました。カーペットの下もゴミ箱も何日もかけて探したけど見つかりませんでした。泥棒が入った形跡はなく、もし入ってもプロが目をつけるような物ではないし、現金は盗まれていませんでした。

それから数週間後、私が姉の家を訪ねたとき、玄関ドアの下の方に何か銀色の物が落ちていました。拾い上げると指輪でした。姉に「こんなのが落ちてたよ」と見せると姉は驚いて固まりました。失くした指輪だったのです。「なんでそんな所に?」姉は絶句しました。

姉の家は賃貸で、玄関ドアの前の廊下は住人や勧誘など色んな人が通ります。そんなに高価でなくても本物の貴金属なのは(刻印もあるし)見ればわかります。何日間そこにあったのか知りませんが、誰にも取られていなかったのも不思議でした。姉の話では、その後その指輪を何年か持っていたけれど、いつのまにかなくなったそうです。

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