ススキの茂るあぜ道

小学生の男子2人があぜ道を歩いていたら、奇妙な人影が……

これはある日本人男性の体験談です。

俺が小学生坊主の頃、友達の家に行った帰り道。 田んぼのあぜ道?のような所を友達と二人で歩いてた。普通の道路よりその道のほうが近いからだ。どうして家に帰る俺にその友達がついて来たかは、 ちょっと覚えていないのだが、 たぶん見送りだろうと思う。ちょうどその頃は秋で、ススキが自分たちの背の高さ以上に生い茂っていた。

んで、しばらく歩いてもなかなかそのあぜ道を抜けないんだね。不思議に思って俺は周りをキョロキョロ見るんだけど、 凄い後ろの遠くのほうになんか二つの人影のようなものが見えた。 (自分達が歩いていた道はほぼ真っ直ぐで、かなり長かったので、左右はススキと田んぼの稲で囲まれて、上下前後しか視界が無かった) その時はここを人が通るなんて珍しいな、とか軽く考えていた。そのときは特に友達も気には留めなかった。

そのまま歩き、少したってから何気なく後ろを見ると、 さっきの人影は2キロ以上離れていて豆粒みたいにしか見えなかったのに、いきなり200メートルくらいのところまで来ていた。そのいでたちを良く見ると、 片方は全身黒い服で、上が黒いパーカー、下が黒いズボン。 なんか自分が見たときは、肩から上が無かった。もう一人は上が緑の、同じくパーカー、下が地味な色の茶色いズボン。こちらは足が無いように見えた。顔は良く見えず、 いわゆるのっぺらぼうというか、顔全体が火傷しているような、異様な顔に見えた。

俺と友達はさすがに怖くなって、走って逃げた。 俺も友達も足が速いほうだったので、ずいぶん走って振り切った。「何だあれ何だあれ!」「あれ見たよな?やべえよやばい」を連呼してた。で、そのあぜ道の出口近くに曲がり角があるんだけど、 そこ曲がったら、さっきの二人がいた。

そこで記憶が途切れてる。 後日友達にも話したが、俺と同じところで記憶が途切れていた。親にそのときどうやって帰ってきたか聞いても、覚えていないという。今考えると、あのあぜ道はいつもは30分くらいで抜けられるのだが、 自分達は3時間くらい歩いていたような気がする。そこは国道からそんなに離れていないのに、車の音すら聞こえなかった。あの時俺はどこを歩いていたんだと思うとゾッとする。

出典:子供の頃の変な記憶☆その8

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