浜名湖のホテルにて
昔家族で浜名湖のホテルに泊まりに行ったときの事。
こ綺麗なホテルで私も兄も興奮して 二人でホテル内をふらふらしてたんで、五階からエレベーターにのった。お土産コーナーへ行こうとして一階ボタンを押したんだ。
エレベーターが動き出した。一階まで降りて「チン」と音がして扉が開いた。
そこには本来の一階ではなく和式トイレがあった。わかりにくいと思うけど、だだっ広いトイレの個室に着いたって感じ。
もちろん奥には扉があり、そこを抜けるとフロアに着けるんだと勝手にひらめいた私は歩いて行こうとしたが、兄に手をつかまれて止められた。無表情で「やめろ、行くな。」って言われた。
「え?」と思ってきょとんとしてるところで視界が消え、気づくと兄とエレベーターの前に立っていた。五階だった。「あれ? 戻ってきたんだっけ?」と言う私に「は? これから行くんだろ土産屋」と言われた。
その後は普通に一階に着きました。白昼夢なんだろうけど不気味だったなぁ
出典:【ゆがみ】時空の歪みPart5【ひずみ】
謎のエレベーター
これはブラジルの男性の体験談です。
先日、背骨のレントゲン写真を撮ってもらうために病院に行きました。そこは人の出入りが多い大きな病院です。
受付の女性から9階の部屋に行くよう言われたので、エレベーターに乗り、9のボタンを押しました。
ドアが開いたので、エレベーターから出たら、そこには人っ子一人いませんでした。灯りは消されていたのですが、午後2時だったので暗いとは感じませんでした。あたりを歩き回ってみたのですが、シーンと静まり返り不気味だったので、エレベーターに戻ることにしました。
エレベーターは9階で止まったままだったので、すぐに乗れました。地階に降り、また受付係へ。事情を説明したら、受付の女性から「そんなことはあり得ない」と言われました。彼女が別のスタッフに話をつけてくれたので、その人についてまたエレベーターに向かいました。
結局さっきと同じエレベーターに乗ったのですが、今回は僕一人だけではなく、他の人たちが乗り合わせていました。9のボタンを押しました。
9階に到着、扉が開いたら、そこは人でいっぱい! 灯りはついており、人々が会話を交わしたり、病院のスタッフたちが忙しそうに歩き回ったりしていました。
合点がいかないことが二つあります。一つは、最初にエレベーターに乗った時、確かに9階に行ったということ。二番目は、たとえ間違った階に行ったのだとしても、あれだけ多忙な病院が理由もないのに一階を丸ごと使わないなどということは、あり得ないということです。
消えた男
これはアメリカの女性の体験談です。
これは私がいつも利用している地元の図書館で起きたできごとです。この図書館は、五階建ての建物の四階にあります。
その日は母と一緒でした。図書館から出て、エレベーターに向かって歩いていました。私たちの少し前に男性が歩いていました。その人もエレベーターに向かって歩を進めていました。
この建物には3つのエレベーターがあり、横に並んでいます。左側のエレベーターの扉が開き、中から誰かが出てきました。私たちの前にいた男性は小走りでそのエレベーターに向かい、中に入りました。
扉が閉まり始めたので、私は急いでそのエレベーターに走っていき、下降用のボタンを押しました。その時点で扉は完全に閉まったのですが、私がボタンを押したので、扉はまた開きました。
私は中の男性に謝るつもりで、足を踏み入れました。そうしたら……中は空っぽだったのです! 私は目の錯覚だろうと思い、気に留めなかったのですが、母はそわそわ落ち着きのない様子を見せていました。私たちに続いて何人かの人が入ってきて、エレベーターは下に向かって動き始めました。
1階に着き、エレベーターから出たところで、母が声を震わせながら「あれを見た?」と尋ねました。というわけで、母も私と全く同じものを見たことが判明した次第です。
それ以来、このできごとによく思いを馳せています。男性がエレベーターに乗ってから、私がボタンを押して扉を再び開けるまでの時間は、ごく短かったので、その間に男性が別の階に行き、エレベーターが戻ってきたということは絶対にないと断言できます。あの日、いったい何が起きたのでしょう……?
山間のホテルのエレベーター
山間のホテルで行われた、高校の宿泊研修2日目のこと。
ちょっとした空き時間が出来たので、研修中ずっと邪魔だった手荷物を部屋に戻してこようと思い、ホテルの一階からひとりでエレベーターに乗り、階のボタンを押した。
私の泊まっていた部屋は5階の一室。ちなみに一部屋を5~6人で使っている。
いつも混み合っているはずのエレベーターには、何故か私だけしか乗っていない。途中で止まることもなく、あっという間に5階へとついた。
廊下を歩き割り当てられている部屋の前につくと、不安症の私は扉に貼ってあるルームメンバー一覧でしつこく何度も自分や同室の子の名前を確認すると、扉を開けて入り口の所に手荷物を置き、再びエレベーターで一階へと戻った。
その後研修が終わり部屋に入ってみると、置いたはずの荷物がない。あれ?と思い同じ部屋のクラスメイトとに手伝ってもらい部屋中を探すが見つからなかった。
翌日の昼間、その荷物は4階の部屋で見つかった。私の泊まっていた部屋の、ちょうど真下の部屋で。
もしも過去が覗けるなら、私はこの時の様子を見てみたい。部屋番号もメンバー表もあれだけ確認したのに。
出典:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part2
過去のエレベーターに飛び乗った男
これはアメリカの男性、ダレンさんの体験談です。
僕はタイムスリップを2回体験しました。最初の体験をしたのは11歳の時です。母を探して外から窓越しに自宅の中を覗き込んだら、母の代わりに見知らぬ男がそこにいました。茶色のズボンをはき、白のシャツを着たその男はキッチンの流しのところに立っていました。その時、気づいたのです。キッチンが古めかしくなっていることに! シンク(流し)は白の磁器で作られていました。家に入ったら、男は消え失せており、キッチンは1979年の標準仕様に戻っていました。当時、僕は少年だったので、幽霊を見たのだと確信しました。
それから39年後、ランチを買うために車を路上に停め、通りを歩いていた時、小さな工場が目に留まりました。その工場の中にあったエレベーターはかなり旧式のもので、金属製の扉は折り畳み式になっていました。この工場、見覚えがなかったので、中に入って調べてみることに。
茶色の作業着に身を包んだ男がエレベーターを操作しており、すでに何人かの人が乗っていました。「乗りますか?」と聞かれたので、飛び乗りました。2階に着いたらすべての人が下車。「降りますか?」と聞かれたので、「結構です。戻らなければいけないので」と答え、地階で降りて車に向かって歩を進めました。
道を横切り、車のドアを開けた時、ふと工場に目をやったら、工場はもはやそこにはなく、店やカフェが軒を連ねていました。その時、このできごとが子供のころの体験に似通っていることに気づきました。これは白昼、昼休み中に起きたできごとであり、決して夢ではありません。そして今、これらのできごとに思いを馳せずにはいられない自分がいます。