これはアメリカの女性・ホイットニーさんの体験談です。
数年前に姉とタイムスリップを体験しました。2人してカリフォルニア山脈のハイキングコースを歩いていたのですが、その日は霧雨が一日中降ったり止んだりしていました。おしゃべりの途中で顔を上げると、古い車(1960年代のシボレー)が道を走っているのが見えました。二人とも古い車が大好きなので、「あのクラシックカーを見て!」と声を上げました。
しばらくの間その車を称賛していたのですが、やがて車は右に曲がり、空き地の方に進んでいきました。ところが、車が曲がった場所に着いたら、車が行く場所などないことに気づきました。どこへ行ったのか調べようとしていると、姉が雨でぬかるんだ地面を指さしてこう言いました。「見て! タイヤの跡がないよ!どういうこと?」
車がどこに行ったのかを理解しようとして、あたりを歩き回ったのですが、考えられる答えは一つだけ。空中に消えたということです!
何らかの説明があるに違いないと思い、レンジャー(森林警備隊員)の事務所まで歩いて行き、この件について質問しました。するとレンジャーはこう言いました。
「お嬢さん、その道に車は一台もありませんよ。自動車の通行は禁止されているのですから。」
あの日一体何が起こったのか、いまだに答えは出ていません。姉はタイムスリップに巻き込まれたのだと思っています。何らかの理由で過去の車を現代で見たと確信しているのです。姉に言わせれば、古い車だったのは偶然ではなかったのです。
しかも、昔このあたりには人家があったのです。国有林になる何十年も前のことです。何を信じてよいのかわかりませんが、1つ確かなことは、私も姉も旧式の車が走っているのを自分の目でしかと見たということです。
あり得ないできごとのように思えるかもしれません。でも、その瞬間に私たちが見たものは100%本物でした。私と姉が奇妙な「2人組精神病」を経験したのでない限り、説明のつかないことが起こったと見ていいでしょう。とてもクレイジーで、とても面白い体験でした!