英男性が美しいかやぶき屋根の家を発見。ところが同僚によると、その場所にそんな家はないという……
これはイギリスの男性、PJチェイスさんの体験談です。
1968年のことです。チェイスさんはイギリスのサリー州ウォリントンの街でバスを待っていました。バスが来るまで時間があるので退屈した彼はあたりを散歩することに。
歩を進めるうちに、2軒のかやぶき屋根の家を見つけました。それらの家には見とれるほど美しい前庭があり、とりわけタチアオイの花が印象に残ったといいます。家の壁に掲げられた表示によると、それらの家は1837年に建てられたとのことでした。
その後、チェイスさんが職場の同僚にこの件について話したところ、同僚が反論してきました。彼によると、その場所にはモダンなレンガ造りの家が2軒あるだけだというのです。チェイスさんは彼の意見に納得できず、仕事が終わってから、問題の場所にもう一度足を運んでみました。そこにあったのはレンガ造りの家で、古い家はありませんでした。
その土地に長年住んでいる人に話を聞いたところ、チェイスさんが家を目撃したあたりに、2軒のかやぶき屋根の家が確かに建っていたことが判明。でも20世紀初頭に取り壊されてしまったのです。