これはイギリスの女性・Aさんの体験談です。
これは私自身の体験談ではありません。1970年代に、親友の身に起きた出来事です。当時、彼はイギリスで尊敬を集めるジャーナリスト兼テレビタレントとして活躍していました。

ある金曜日の夜、彼と3人の友人は、連休を親戚の家で過ごすためにロンドンからコーンウォールへ車を走らせていました。デヴォン州を通過中に深い霧に見舞われ、道に迷ってしまいました(当時はまだGPSなどない時代でした)。遠くに、明るく照らされた大きな邸宅がぽつんと建っているのが見えます。彼らはそこで道を尋ねることにしました。
到着すると、そこでは時代物の衣装を身にまとった人々が、邸宅で催されている舞踏会に向かっている様子でした。建物の外には、古い車や馬車がたくさん停まっていました。

友人がその家で現在地を尋ねると、使用人が最寄りの村への行き方を教えてくれました。その村には宿泊施設があるとのこと。彼らは礼を言って村へと向かいましたが、すでに遅い時間になっており、天候も一向に回復する気配がありませんでした。やがて村にたどり着き、パブでその夜の宿を確保することができました。
翌朝、天気が回復したため、旅を再開することになりました。朝食の際、例の邸宅について、パブの主人に尋ねてみました。明るい時間帯に、その威風堂々とした姿をもう一度見てみたいと思ったからです。
しかし、主人は「この近辺にそんな邸宅はない」と、ひどく不思議そうな顔つき。パブで働いていた老人が、約8キロほど離れた場所に古い邸宅があったことを話してくれました。しかし、そこは80年以上前に火事で焼失してしまったとのこと。
彼らは別の場所のことだろうと思いつつも、とにかくそこへ行ってみることに。邸宅跡に着くと、そこがまさに前夜に訪れた家であることが分かりました。しかし、そこは焼け落ちた廃墟と化していたのです。彼らは大きなショックを受け、混乱しました。
後になって分かったことですが、4人がそこを訪れた夜、舞踏会の最中に火災が発生、多くの死者が出たというのです!